ペンタトニックスケールと5つのペンタトニックポジション

今回はギターソロには欠かせないペンタトニックスケールと、5つのペンタトニックポジションの利便性を簡単に解説します。

ギリシャ語由来の数の5を表す接続語がペンタ。

ペンタトニックスケールとは5つの構成音からなる音階という事になります。

Cメジャースケールで考えるとドレミファソラシドのファとシが無いド、レ、ミ、ソ、ラがCメジャーペンタトニックスケールになります。

図に関しては黒丸がA(ラ)の位置なのでAマイナーペンタトニックスケールのポジションなのですがCメジャーペンタトニックとAマイナーペンタトニックは始まる音が違うだけで構成音が同じなので結果的には同じです。

ということは5つのペンタトニックポジションを覚えればメジャーとマイナー両方に使えるという事になります。

Cメジャーペンタトニックスケール (ド、レ、ミ、ソ、ラ)

Aマイナーペンタトニックスケール (ラ、ド、レ、ミ、ソ)

これが分かればCメジャーのコードやコード進行に対してAマイナーペンタトニックスケールが使える事も理解できます。

なぜメジャーコードに対してマイナーペンタトニックスケールを使うのかというと明るくなり過ぎない為です。

ギターソロなどでカッコイイなと感じるフレーズは大体マイナーペンタトニックスケールを使用していることが多いです。

[ペンタトニックスケールと5つのペンタトニックポジションの利便性]

(1)視覚的に分かりやすい

(2)感情的に弾ける

(3)音数が5つ

(4)並行移動だけで転調に対応できる

ポジションを覚える事が前提になりますがこの4つがポイントになると思います。

(1)ポジションを覚えれば自分が何を弾いているのか指板を見て

理解しやすいので間違いも少なくなりアドリブしやすくなる。

(2)難しい事を考えずに気持ち良く歌っているような感覚で弾けるようになる。

(3)音数が5つしかないので何を弾くか判断しやすい。

メジャースケール(ドレミファソラシド)の場合は間の音もあるので

全部で12この音数になり瞬間的な迷いが生じミスにも繋がりやすい。

(4)図の第2ポジションで考えると●が6弦5Fルートになっているので

Aマイナーペンタトニックスケールですが右に1フレット移動すればA♯ or B♭マイナーペンタトニックスケールになるという事です。

なので横に移動するだけで転調にも対応できとても便利です。

覚え方として5つのペンタトニックポジションを一度に覚えるのは大変なので、自分のよく使うポジションがあったり、それが見つかれば次はそのポジションの隣を覚えていきアドリブなども2つのポジションで出来るようになってきたらまた次の隣のポジションを覚えるとかが実践的で覚えやすいと思います。

第4ポジション以外ネックを握っている指4本の中にペンタトニックスケールが収まっているので指が開かなくても問題なく弾けるのもメリットです。

慣れてくるとこのコードとこのポジションは相性良いなとか、発見もあるのでオリジナリティのあるフレーズが作れるようになると思います。

楽しみながらゆっくり覚えていきましょう!




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