Ibanez アイバニーズ ELASTOMER エラストマー (by 東レ・デュポン・ピック) ELシリーズ
エラストマー:ELシリーズはポリエステル・エラストマー (by 東レ・デュポン・ピック)を素材として使用した新感覚ピック。
強度と耐久性に優れ反発弾性に富む素材の利点を活かし消音性能・耐衝撃性能を逆手に取って完成する新次元ピック。
摩擦に強くて擦り減りにくく、弦との接触時のノイズを低減し、弦タッチが丸くなめらかなのでしっとりとしたサウンドになります。
硬さ
- HARD(コシのあるアタックのあるサウンド)
- SOFT(柔らかなウェットなサウンド)
形状
- ティアドロップ (HARD / SOFT) 1.0mm 1.2mm
- ミニティアドロップ (HARD / SOFT) 2.5mm
- ショートティアドロップ[グリップ・サンド加工有] (HARD / SOFT) 1.0mm
- ジャズ (HARD / SOFT) 1.2mm
- トライアングル (HARD / SOFT) 1.0mm 2.2mm
サウンド
[SOFT]
ティアドロップ SOFT 1.0mmでアコースティックギターをオープンコードでストロークしてみる。
ELシリーズのSOFTは1.0mmでも非常に柔らかくJIM DUNLOP(ジムダンロップ)GATOR GRIP STANDARD 0.58mmより柔らかい感じがする。
手元にあるピックの中でならFender 351 ShapeのゲージTHINが一番近いかもしれない。
サウンドはELシリーズの暖かく締まりのあるトーンになるのでアコギのギラギラ感を抑えたい時に重宝しそう。
トライアングルは他の形状より輪郭がハッキリするので少し存在感が欲しい時に良いかもしれない。
このピックは持った瞬間から新感覚でゴムっぽいというかSOFTのミニティアドロップ 2.5mmで弾いた最初の感触は消しゴムで弾いてる感じがあった。
弾力感があるので最初は不思議な感触だったが時間が経つとその弾力感が癖になってくるし、指に食い付く感じがするのでフィット感もとても良い。
この新素材は音の角を丸め、しっとりした音になるので指弾きと併用しても落差が少ないし右手のニュアンスが出しやすいのでサウンドアプローチがとてもしやすい。
[HARD]
今度はティアドロップ HARD 1.0mmでアコースティックギターをオープンコードでストロークしてみる。
HARDは持った感触は通常のピックに近いがギラギラ感はなく、芯はあるがやはり落ち着いたトーンが出てくる。
HARDの方がどの形状でも持った感じや弾き心地は感触として馴染みがあるので弾きやすく感じる。
個人的にはSOFTがウエットなニュアンスが出るので面白いと感じているのですが万能なのはHARDかもしれない。
ジャズ型はHARDの方が中域が強く出るので音数の多い楽曲に向いてるかも。
プレイスタイルはいろいろあると思いますがピック弾きがメインならHARDの方が弦へのアタックがマイルドだけど少し明るくなるのでバンドアンサンブルでもしっかりと鳴ってくれると思います。
ショートティアドロップ[グリップ・サンド加工有] (HARD / SOFT) 1.0mmは音の特徴としてはジャズ型と近いと思いますがグリップが凄く良いので汗かきの人に良いかもしれないですね。
まとめ
今までピックは沢山試してきましたが、これは本当に新感覚でした。
なんでピックにこだわっているのかと言うと自分の場合、指弾きと併用することが多いので指からピックに変わった時のトーンの違いやニュアンスがしっくりくるピックが無いのと、右手に仕舞い込むのが楽な小さめのピックを好んでいるのでいつも良いピックがないか頻繁にチェックしていました。
それが先週、新宮ギターの改良で工房を訪れた時にクラフトマンの方達が「面白いピックがありますよ」と出してくれたのがエラストマー・ピックだったのです。いろいろある中で目に入ったのがミニティアドロップ SOFT 2.5mmだったので持った瞬間はホント消しゴムでしたね。(笑)
でも弾けば弾くほどマイルドな弦へのタッチと落ち着いたトーンがイメージと合ってこれ良いかもって思い始めて購入した運びです。
ピックは弦に直接触れるのでプレイやサウンドにとても重要な役目がありますが、このIbanez アイバニーズ ELASTOMER エラストマー (by 東レ・デュポン・ピック) ELシリーズは今までにないピックの新しいフェイズに入ったピックかもしれないですね。
Ibanez ELASTOMER
<商品紹介―Amazonより>
Ibanez アイバニーズ 新素材エラストマーを使用した新感覚ピック