自宅録音の小わざ/おもしろさ 宅録のすばらしさとちょっとした技を紹介します。

僕の場合ギターをどう使うかというのが、音作りのポイントで、それによって曲の雰囲気が決まってきます。

どういう事かというと、ストレートなギター・サウンドに仕上げる曲は別として、ほとんどが効果音の様な使い方をする場合、 (SWEET CLASSICの1曲目「one」とかもそんな感じなのですが) 、

・まずスッピン(エフェクターを使わず) で1小節くらいのフレーズを録り

・それを1音ずつ切る

・1音ずつリバース(逆回転)させる

こうすることによって、全体のアタックがやわらかくなって、フレーズ自体は変わらないけど、 雰囲気はとても不思議な音に生まれ変わります。そして後がけで、プラグインのテープディレイ(Logic専用のプラグイン) をかけたり、ピッチシフトをかけたりすることで、より一層ギターらしからぬ効果が出てきます。

こういう細かいエディットができるのは、もちろんコンピュータシステムにしたからですし、いろいろな事にトライできる。 発想次第では何でもあり、無限大のおもしろさが生まれてくるので、曲作りもすごく楽しくなっていきます。

僕の考えは、ギタリストだからギターをガンガン弾いて曲作りをする事より、もっと違うアプローチをしたいと思っています。 アコギでも、普通にストロークを録るのではなく、フレーズ単位で切り刻み、パンでL・Rに振って可能な限りエディットしていく (SWEET CLASSICの3曲目「you're so cool」)。そういうことの方が、大事だと考えています。

自宅に録音システムがあると、思いついた時に即レコーディングできる。 これは、最大のメリットで、生かすに越したことはないでしょう。それが曲ではなく、フレーズだけだったとしても、 沢山ストックしておけば、何かの曲で使えるときがきます。そして、アイディアの引き出しがいっぱいになってきたら、 それだけ自分の財産が増えていくという事なのです。

僕はコンピュータシステムにして、1度も悪かったと思ったことはナイです。 ですから、HDR,MDRに限界があるなと感じたら、コンピュータベースに切り替える事は、するべきだと思います。 そして僕のように、宅録の世界にはまり込んでゆくのです(笑)

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