メロディック・ストラクチャー Jerry Bergonzi (ジェリー・バーガンジィ)気になった教則本

ギターのフレーズでもっとこうしたいのに思うように出来なくて煮詰まってくる時期があるのですが自分の場合そんな時は教則本を買って練習するようにしてます。

そんな中で面白かったのはジェリー・バーガンジー/メロディック・ストラクチャー。
ギターのというよりはテナーサックス、ピアノなどを含めたジャズのアドリブを理論的に解説している内容なのですがスケールの使い方はギターでも一緒なので凄く勉強になります。

この本ではパーミュティション(順列)と呼ばれる独自の4音パターンをフレージングして練習する形なんですがメジャーならスケールの1-2-3-5、マイナーなら1-3-4-5などを使用してフレーズを作っていくやり方でその組み合わせの中でインプロヴァイズするルールになってます。

パーミュティションの種類もメジャー、マイナー共に24種類あるので覚えるのは大変ですが自分の好きなサウンド、指の動きがあるので、まずは全部覚えるというよりはこれは面白いというのを使い慣れていく練習をするのが良いかと思います。

実際テンションの使い方がイマイチ理解出来てなかったのが9thしか使わない事によってこんなにまとまるのかとびっくり。

無意味に色んなテンションを使うとフレーズにまとまりがなくなり美しさも出ないのがこういう事だったのかと解り目から鱗でした。

雰囲気が変わるからと思ってテンションを使うと音を外してるように聞こえてしまってたのも、よくばっていっぱい使うからであってルールとして9thしか使わないと決めたら凄く頭の中もシンプルになるのでこれは本当にいいです。
自分なりのペンタトニックを一段階アップする最適な教則本です。

<amazon商品の説明>
インサイド、つまりある特定の調性やサウンドの範囲内でインプロヴィゼイション(アドリブ)するための、テーマ別シリーズ第1巻。本書メロディック・ストラクチャーでは、スケールの構成音から著者独自のナンバー・システムを活用した4音グループ(パーミュテイション)を創り出す手法を学びます。
さらに、創ったパーミュテイションをソロに活用するために使う、9曲分のコード譜も掲載されています。付属CDには、各曲を練習するためのプレイアロング・トラックを、異なる2つのテンポ(遅め/速め)で収録。また、著者のピアノによる模範演奏が10トラック、サックスによる模範演奏も2トラック収録されています。全9曲と一部エクササイズの楽譜は、コンサート・キーの他に、B♭(テナー・サックス/トランペットなど)、E♭(アルト・サックスなど)、低音部記号(ヘ音記号 ベースなど)の移調楽譜も掲載しているので、さまざまな楽器に対応します。
別売の日本語字幕入DVDでは視覚的に確認しながら学習ができるため、併用によって本書の内容をさらに深く理解することができます。

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