ギタリストが教えるギターアンプMarshall JVM410Cのセッティング

マーシャル チューブギターアンプ

宅録でメインで使っているギターアンプがMarshall JVM410Cです。
チューブアンプで4チャンネル(CLEAN、CRUNCH、OD1、OD2)仕様、そして1チャンネルにつき3モード選べるから12種類の音色が作れてリバーブも4チャンネル独立、エフェクトループ2系統、それからスタンバイ状態でサイレントレコーディングが出来るからとても便利です。
このアンプ1台あればいろんなジャンルのサウンドに合う多彩な音作りが出来るので、そろそろアンプシュミレーターから脱出したい思ってたし、マーシャルの音が気に入ってた自分にはちょうど良かったです。 それではいつもの宅録セッティングでギターからアンプ直結、ラインアウトからオーディオインターフェースに直結にした状態のサウンドを説明してみます。

CLEAN(クリーントーン)

マーシャルとは思えない位の透明感のクリーンサウンド。
自分はストラトよりもセミアコでよく使うチャンネルなのですが個人的にはベースにも合うので使用してます。
多分、ブーミーな音域も綺麗に聞かせてくれるからだと思います。
あとハムバッカータイプのギターで、ギター側のボリュームを少し下げて音作りすると、ジャズっぽいマイルド感もあるけどちゃんと前にもいるクリーンサウンドが作れたりなかなか面白いサウンドメイクが出来ます。

CRUNCH(クリーントーン)

これはモードボタンの使い方が重要でEQとゲインは動かさず、ボタンをグリーンモード、オレンジモード、レッドモードに変えていくだけでカッティング、オブリ、ソロという使い分けが出来ます。
個人的にはストラトでゲイン"6"あたりでグリーンモードが一番好きなクランチサウンドがでます。
右手のニュアンスも出やすくカッティングやオブリもブルージーな雰囲気でとても気持ちがいいマーシャル感がラインで表現出来ます。

OD1

一気に図太い歪みになりますがグリーンモードならクランチ的なサウンドメイクは出来ます、がここからは歪ませる為のチャンネルなのでオレンジモード、レッドモードのハイゲインサウンドは文句無しのラウド感。 ゲイン"5"までで十分です。(笑)
すごくマーシャルっぽいけどジューシーな今っぽい歪み感もあるので、バッキングはオレンジモードでザクザク弾いて、ソロはレッドモードで粘っこく弾くのもありだし、好みとしてはレッドモードでストラトのフロントピックアップにしてギター側のボリュームを"8"くらいまで下げて低音弦の単音リフで攻撃的なファンキーギターを弾いてもちゃんと鳴ってくれるし、チューブアンプならではの抜けの良さと太さが自然に出てくれるので歪みのサウンドメイクも悩まなくなりました。ちなみにゲインは"3"くらいでよく使います。

OD2

これはOD1より歪むという自分ではあんまり使わないチャンネルになると思ってたら以外によく鳴ってくれる優れものでした。
個人的感想でなら一番サウンドメイクしやすいチャンネルです。
各モードの歪みの粒立ちやバランス、レスポンスは凄くいいしオケ中に入っての音の見え方がハッキリしていて、ベースやバスドラともケンカしないけどギターらしい中低域があり、粘りのある歪み感、マーシャルらしいキラキラした中高域が上手く共存してるという、このアンプはこのチャンネルの為に作られたのかと思うくらい自分には重要なチャンネルになってます。

まずはこんな感じというレビューを書きましたが、また面白い使い方とかサウンドメイクが見つかったら紹介しますね。

  • ギターアンプ、コンボタイプ
  • 出力:100W
  • スピーカー:CELESTION 12"×2
  • 真空管:ECC83×5、EL34×4
  • チャンネル:クリーン/クリーン/オーバードライブ1/オーバードライブ2
  • デジタルリバーブ搭載
  • エフェクトセンド/リターン2系統装備
  • 6ウェイ・フルプログラマブル・フットスイッチ付属
  • 寸法、重量:690W×510H×265Dmm、34.5kg

「メーカーサイトの解説より」

  • 4つのチャンネル
    • Clean:ゲイン・ステージをトーンコントロールの後に配置して、澄み切ったクラシックなクリーンからブルージーなクランチまでをカバーします。シンプルにしてピュアなサウンドが魅力です。
    • Crunch:グリーン・モードでは1959プレキシのサウンドを、オレンジ・モードでは2203を、そしてレッド・モードではフルアップしたJCM800のサウンドを実現します。
    • OD1:DSL100の歪みと同等、または上回るイメージのウルトラ・ハイゲイン・サウンド。HR/HM系御用達のチャンネルです。
    • OD2:OD1に更にゲインを加え、トーンネットワークを組み替えギターサウンドに大きな影響を与える中域のコントロールを敏感にしています。
  • Dual Master Volume機能を装備し、Switch Store機能を使ってフットスイッチに割り当てた際にはソロ・ブーストとして使用出来ます。ResonenceとPresenceコントロールは、プレイヤーが望むサウンド・テイストをスピーカーがいかに再現するかパワーアンプの働きを調整します。またパワーアンプは、1959や2203へ搭載された伝説の吠える様なマーシャル・サウンドをベースに、JVMの多彩なトーンに合わせて調整されています。
  • パネルでの各チャンネルのスイッチ切り替えはスムースにしてサイレント。また、12のうちどのモードを使用しているのかを明らかに示し、Reverb(on/of)、FX Loop(on/of)、Master Volume(1/2)を瞬時に確認することができます。モードを切り替えてもJVMは切り替え先モードの前回のセッティングを記憶しており、電源を切ってもそのセッティングが消去されることはありません。新しいフットスイッチのテクノロジーがJVMの機能を高めます。さらに、MIDIでの制御も可能にし、JVMの可能性を押し広げています。
  • JVMは、スタンバイ状態にした時でもXLRアウトプットは完全に作動しています。これはJVMの大きな特徴の一つで、スピーカーキャビネットへ接続しなくてもラインアウトを出力する事が出来る為、自宅でのサイレント・レコーディングが可能である事を示しています。
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